• 開発秘話

開発者ストーリー|研究開発部Tの苦悩と成長(二)

短時間硬化樹脂の開発

研究開発部が設置された後、携帯電話のカバーをCFRP製で製造・量産する引き合いが有り、
その量産に向けた自動化ラインの立ち上げに研究開発部のTも参加していた。

量産に向けた課題として「短時間硬化」がキーの技術となっていたが、
その樹脂開発に携わり「短時間硬化エポキシ樹脂」を開発することが出来た。

その成功は(株)I.S.Tでの研究開発の経験や、開発を進める上での
研究開発部門という環境、エポキシ樹脂に対する理解度を向上させようとの努力があったからと言える。

スーパーレジン従来の製造力と、樹脂・材料開発の融合によって生まれたのが
「短時間硬化樹脂」の技術だった。

顧客からの図面要求に対して製品を造るという至って標準的な成形加工メーカーだったスーパーレジンに、
材料から開発して生産するといった「樹脂開発力」が加わり、
新たな事業開拓を進められるようになったのだ。

正にこの時期が「スーパーレジンのものづくり」の変革期だったのではないだろうか。