当社の強み

電波設計のベテランによる業界最高水準の解析。

  • 01

    技術者アイコン
    電波設計開発経験の
    技術者が在籍
    35年以上にわたり、「はやぶさ」、「はやぶさ2」、「水星探査衛星」、「準天頂衛星」、「レーダ衛星」を含む25機以上の衛星、20以上の衛星搭載アンテナならびにその給電回路等に加え、レドームの設計開発の経験を持つ技術者が電波設計に関するいかなる問題を解決します。
  • 02

    ソフトウェアアイコン
    最先端の解析
    ソフトウエアの開発
    レドームに関しては、大規模かつ高精度で解析可能とするために、正確なアンテナモデルを取り入れた解析、ならびに近い将来には3次元の誘電体解析を可能となる最先端のソフトウエアの開発を実施しており、どこよりも高精度な解析を実施することが可能です。
  • 03

    製造アイコン
    ハードウェアの
    製造制作も可能
    要求に応じてはハードウエアの製造製作も可能ですので、ご要望等ございましたらご相談いただければ対応いたします。

解析ソフトと内容

解析ソフト

ANSYS社製電磁界解析ソフト(HFSS、SAVANT等)を有しており、高精度な解析が実現できます。

解析受託サービス内容

(1)レドーム 挿入損失、位相変位量、ビーム幅、ビームシフト、カップリングの解析等レドームを実装したときの高精度な解析が実施可能です。
(2)アンテナ、RF給電回路、WG 高利得アンテナから低利得アンテナに至るあらゆるタイプのアンテナ、周波数としてもVHS(100MHz)からミリ波帯(100GHz)のアンテナならびにパッシブRF回路、導波管設計の経験に基づき、精度が高く幅広い解析が可能です。
(3)レーダー解析 レーダー用アンテナ解析や、相互結合含めた多素子アレイアンテナ解析が対応可能です。

電波解析に関する
お問い合わせ

アンテナ及びレドームの設計に関するご質問・ご相談は、下記のお問い合わせフォームにてお寄せください。

設計者実績

アンテナ及びレドームの電波設計事例を以下に示します。設計事例は一例になります。いかなる問題も解決可能ですのでまずは連絡ください。

はやぶさ
アンテナの種類 φ1.6mパラボラアンテナ ホーンアンテナ/WG
使用素材 TWF(三軸織物)CFRP TWF CFRP、金属、他
周波数帯域 X-Band X-Band
表面精度 ≦0.5mmRMS
質量 7kg(フィード構造を含む) ≦0.1kg
はやぶさ2
アンテナの種類 φ0.9mフラットアンテナ
使用素材 RLSA(ラジアルタインスロットアイレアンテナ)
周波数帯域 X-Band、Ka-Band
表面精度
質量 各約2.5kg
CPR
アンテナの種類 φ2.5mパラボラアンテナ
使用素材 CFRPプレート&CFRPフレキシブルハニカムコア
周波数帯域 94GHzミリ波帯
表面精度 ≦60μmRMS(熱変形を含む)
質量 240kg(サブリフレクター、トランスミッター、ジーバー、信号処理装置、構造体、熱制御サブシステムなどを含む)
ETS-8
アンテナの種類 φ13mディプロイアブルメッシュアンテナ
使用素材 低熱膨張トラス構造&高精度組立技術
周波数帯域 S-Band
表面精度 2.4mmRMS
質量 400kg未満(リフレクター2式、サポートブーム、調機構、展開駆動電子機器を含む)
QZSS(GPS衛星)
アンテナの種類 φ1.8mヘリカルアレイアンテナ
使用素材 19エレメントヘリカルアレイアンテナ(ビームアンテナ)
周波数帯域 LーBand (50%Beamwidth) [L1C/A,L1C,L1S,L2C,L5,L6]
表面精度 ≦0.5mmRMS
質量 1kg/1エレメント
MMO
アンテナの種類 φ0.8mヘリカルアレイアンテナ
使用素材 ラジアルラインヘリカルアレイアンテナ(アンテナ効率≧70%)
周波数帯域 X-Band
表面精度
質量 約10kg
SAR
アンテナの種類 V/H-pol共同マイクロストリップ
使用素材 アレイアンテナ(XPO:≧30dB)
周波数帯域 X-Band(BW:≧12.5%)
表面精度
質量 170g/8エレメント(パワーディバイダーなどを含む)

レドーム設計例

  • Step1. 最適材料の選定

    各種材料電気特性試験や長年の知見をベースにした独自の材料データベースから、要求に最適な材料を選定

    スーパーレジン工業の材料データベース
  • Step2. 層構成の最適化

    選定した材料の組み合わせ(層構成)を電磁解析により最適化

    • コアの厚さを変えた場合の挿入損失の変化
      (1) 挿入損失が小さくなるおおよそのコア厚を求める
    • 入射角を変えた場合の挿入損失の変化
      (2) 使用角度範囲内で平均挿入損失が最小となるコア厚を最終的に選定(挿入損失<0.1dB)
  • Step3. パネルの接続方法の最適化

    パネル接続部分での散乱や吸収が最小となる新しい接続方法を採用し、構造や製造性の観点から詳細決定

    • 一般的な接続方法
      一般的な接続方法
    • 重ね合わせでの接続
      重ね合わせでの接続
  • Step4. パネル分割方法の最適化

    分割方法の検討により全体的な損失平均値を大きく低減。さらに分割の数を減らし形状も統一することでコストも削減

    • 1. パネル分割構造設計

      結合分析の前にTXアンテナによって引き起こされる電界の強度を評価するために、下記の解析を行う

      既存の分割構造[1方向配列]
      既存の分割構造[1方向配列]
      損失(平均値):0.48dB
      当社提案の分割構造[1方向配列]
      当社提案の分割構造[1方向配列]
      損失(平均値):0.15dB
      当社提案の分割構造[2方向配列]
      当社提案の分割構造[2方向配列]
      損失<0.25dB(0.21dB)、サイドローブ劣化<0.55dB(〜0.00dB)、ビームシフト<0.004deg(0.002deg)
      *()なし:テイラー分布条件、
      ()内:一様分布条件
    • 2. ニアフィールド解析

      結合分析の前にTXアンテナによって引き起こされる電界の強度を評価するために、下記の解析を行う

      • Direct Ray
        Direct Ray
      • Scattering Ray
        Scattering Ray
      • Total Ray
        Total Ray
    • 3. サンドイッチパネル評価

      結合分析の前にTXアンテナによって引き起こされる電界の強度を評価するために、下記の解析を行う

      • SADWITCH RADOME
      • 試験片の通貨位相(実測値と解析値の比較)

電波解析に関する
お問い合わせ

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