• 開発秘話

開発者ストーリー|研究開発部Tの苦悩と成長

スーパーレジン工業の変革期

スーパーレジンは2008年8月 滋賀県にある株式会社I.S.Tグループの100%子会社となったが、
その後、2010年には樹脂開発及びプロセス開発を行う研究開発部門が設置された。

それまでのスーパーレジンは顧客からの要求事項(図面・要領書等)に対して、CFRPやGFRPの設計から製造対応していたが、
研究開発部門の設置は生産に用いる樹脂の開発とプロセスの開発により、上位の工程から業務を受けられるようにとの狙いだ。

それを任されたのが研究開発部のTだった。

Tは株式会社I.S.Tにて、ポリイミド樹脂、フッ素樹脂などの材料基礎技術研究や量産ラインの生産技術として従事し、
2008年から出向と言う形でスーパーレジンに赴任していた。

樹脂開発

研究開発部のTは日付を超えた深夜に開発ラボで1人思案していた。
スーパーレジンへの赴任当時、Tは管理業務に従事しながら樹脂開発技術を並行して進めていた。

その頃は具体的な樹脂開発のテーマも少なく、
これまでの樹脂開発で経験していない「エポキシ樹脂」と「炭素繊維」に対しての知見もほぼ無かったため、
エポキシ樹脂のハンドブックやWebからの情報収集、講習会や講演会等へ参加し、技術の習得に励む日々だった。

株式会社I.S.Tの「樹脂製品の量産」とスーパーレジンの「複合材の少量多品種生産」、
この「ものづくりの違い」に「自分の能力はこの会社の役に立つのだろうか?」と自問自答を繰り返していた。