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スーパーレジンと太陽の塔|川崎市岡本太郎美術館大杉学芸係長ご来訪

2018年9月12日、川崎市岡本太郎美術館 大杉浩司芸術係長にスーパーレジン工業坂浜本社にお越しいただきました。

大杉学芸係長は長年の間、岡本太郎氏の史料整理や作品・思想の研究を続けてきた岡本太郎研究の第一人者です。
スーパーレジン工業の勝山副社長と岡本太郎氏や太陽の塔について歓談し、
50年前に「太陽の塔」の顔を製作した工場のご見学をされました。

「実は、岡本太郎=FRPです。岡本太郎さんが太陽の塔の製作をきっかけにFRPと出会い、
この新しい材料の軽量で丈夫な特徴に感銘して、その後の型も作品も、ほとんどFRPで作ったのですよ。」

「パソコンがまだ使われていない時代に、職人さんの手でこんなに巨大な太陽の塔の顔を作ったのは、
凄いことだと、改めて思いました。」

ご見学中に、大杉学芸係長よりこのような感想のお言葉もいただきました。

 

岡本太郎美術館大杉学芸係長のコメント:

50年前太郎さんが太陽の塔を作った工場を訪ねることができとても嬉しかったです。
思いもよらず工場見学の上貴重なお話をいただきありがとうございました。
このご縁に美術館にもお立ち寄りいただき、相互の情報交換などさせていただければと思います。

川崎市岡本太郎美術館について:http://www.taromuseum.jp/

 

大杉浩司 プロフィール

川崎市岡本太郎美術館キュレーター。岡本太郎記念館客員研究員。多摩美術大学大学院修了。
設立準備室時代から岡本太郎美術館に勤務し、
「太陽の塔からのメッセージ」「明日の神話・完成への道」「まる裸の太郎」など話題の展覧会を数多く手掛ける。
現在もキュレーターとして岡本芸術の研究普及活動に従事するかたわら、
全国を歩いて岡本太郎のパブリックアートの調査研究を続ける。
また客員研究員として岡本太郎記念館の研究活動もサポートしている。

ーー「岡本太郎にであう旅 岡本太郎のパブリックアート 小学館クリエイティブビジュアル」より